厳選素材のおいしさを活かした和菓子づくり
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安産でころころと赤ちゃんが生まれますようにと願いを込めて。
金沢に古くから伝わる風習で、安産祈願の思いを込めて、
またコロコロと丸く器量のいい子が生まれてくるようにと、「ころころ餅」が配られます。
お産も近づき、9ヶ月目に入ると、戌の日を選んで
ごく親しい身内に配るのがならわしで数も奇数を配るというのが一般的です。
またこのお餅の形で産まれてくる子供が男の子か女の子かを占ったそうです。
食べ方は器量の良い子が産まれてくる願いもあり、
決して焼いては食べてはいけないことになっています。
1歳の誕生日を迎えると、金沢ではおはぎや赤飯を配ります。
男の子は5月の端午の節句、女の子は3月のひな祭りに子供の健康を願ってお祝いをします。
端午の節句には「ちまき」や「柏餅」でお祝いをし、
ひなまつりには「菱餅」や「ひなあられ」「金花糖」でお祝いをします。
厄年には、身をつつしむことをすすめる風習(厄払い)があります。
厄年にあたるのは、男性が数え25才・42才・61才、女性は数え19才・33才・37才。
なかでも、男性の数え42才、女性の数え33才は大厄といわれ、特に気をつけるものとされています(男女の大厄)。
紅白の鏡餅、お酒などを神社に持参して、お祓いを受けます。
厄払いを終えると、親戚や兄弟、友人を招き、厄が落ちたことをお祝いをします。
その時に、お餅をもって帰ってもらいます。